むし歯治療

痛みの少ないむし歯治療

歯科治療と言えば、痛い、怖いといったイメージをお持ちの方が少なくありません。当院では、「できるだけ痛くない治療」を実現するために、以下の機器を導入しております。

カートリッジウォーマー

麻酔薬と体温に差があると、麻酔薬が体内に入るときに痛みが起こりやすくなります。そのため、カートリッジウォーマーで麻酔薬を体温に近い温度に温めてから注入し、痛みを抑えております。

電動麻酔器

電動麻酔器麻酔薬を体内に注入するスピードにムラがあると、注射部位に圧力がかかって痛みが起こります。そこで当院では、注入スピードを一定に保てる電動麻酔器を使用しております。

できるだけ削らない歯科治療

マイクロスコープを使用した精密な治療

できるだけ削らない治療当院では、できるだけ削らない・抜かない治療を可能にするために、マイクロスコープを使用しております。マイクロスコープは視野を拡大する機器で、肉眼では確認できないほど細かな箇所まで確認することができます。例えば、月を観察するとします。裸眼で月を見ても表面に何か模様があるなというくらいにしか確認できませんが、望遠鏡を使用するとクレーターと呼ばれる月の表面の凹凸まで細かく見ることができます。歯科治療においても裸眼とマイクロスコープでは見え方にこれほどの大きな差が生じ、むし歯と健康な歯の境目まで確認したうえで治療を行うことができるため、むし歯の取り残しを減らし、過度に健康な歯を削ることを防ぐことができます。削った歯は二度と元には戻らないため、健康な歯をなるべく残しつつ、むし歯の部分を確実に削ることが重要です。

できるだけ歯を残す・抜かない治療

できるだけ歯を残す・抜かない治療むし歯が歯の神経にまで達すると、抜歯するしかないと言われる場合があります。このとき、精密にむし歯を取り除き、根管治療を行うことで抜歯を回避できる可能性があるため、抜歯が必要と言われた方も一度ご相談ください。当院ではマイクロスコープ・歯科用CTを用いた精密な根管治療を行えます。

口腔内カメラを使用した「見える・分かる診療」

初期のむし歯は、自覚症状があまりないため気付いた時には重症化している場合が多いです。この事態を予防し抜歯のリスクを抑えるものとして有効なのが、口腔内カメラです。口腔内カメラを使用して患者様のお口の中の状態を確認することで、むし歯や歯周病の早期発見・早期治療・予防に努めます。肉眼では分かりづらい奥歯などの細部まで見えます。また、歯医者に通院しているけど、「何をされてどうなったか分からない…」という方は多いのではないでしょうか。そのようなお悩みも口腔内カメラで解決することが可能です。当院では、患者様に治療前と治療後の口腔内の状態を毎回確認していただき、治療への理解が深まり、安心して治療を受けていただけると考えております。

歯が痛い・しみるといった症状はありませんか?

歯が痛い・しみるといった症状はありませんか?歯が痛い、冷たいものがしみる、歯の一部が黒くなって穴があいているなどの症状がある場合、むし歯がある程度進行している可能性があります。むし歯は早期発見・早期治療が原則であり、早く治療すればするほどに歯を失うリスクを抑えられます。そのため、歯の見た目の変化や症状などは日頃からセルフチェックしておき、少しでも異変があれば早めにご相談いただくことが大切です。
定期検診を受けていただければ、むし歯だけではなく歯周病やその他のトラブルも早期発見できますので、歯やお口の健康を保ちたい方は上石神井クオーレ歯科・矯正歯科までお気軽にご相談ください。

むし歯の原因

むし歯の原因

むし歯は、ミュータンス菌が糖から代謝した酸によって歯が溶かされる病気です。歯磨きができていない、磨き残しがある、間食が多くてミュータンス菌が酸を出す頻度が高いといった要因が重なると、むし歯のリスクが大きく高まります。むし歯はごく初期のものを除き自然治癒することはないため、むし歯の原因を取り除きつつ定期的に歯科医院で検診を受けることが大切です。画像に記載がある箇所は歯垢が溜まりやすく、むし歯になりやすいため、より丁寧な歯磨き・メンテナンスを行いましょう。

むし歯の進行と治療方法

CO:ごく初期のむし歯

CO:ごく初期の虫歯

歯の表面にあるエナメル質がミュータンス菌が出す酸でわずかに溶けた状態です。これを脱灰(だっかい)といい、丁寧に歯磨きをして唾液の作用によるエナメル質の再石灰化を促せば改善が期待できます。また、フッ素を歯に塗って歯質を強化することも有効です。

C1:エナメル質のむし歯

C1:エナメル質の虫歯

歯の表面のエナメル質がさらに溶けて黒く見える状態です。痛みやしみるなどの症状はほとんどありません。治療では、むし歯の部分を削って歯科用プラスチックなどを詰めます。

C2:象牙質のむし歯

C2:象牙質の虫歯

エナメル質の内側にある象牙質にまで達したむし歯です。冷たいものや甘いものをお口に入れるとしみたり痛みを感じたりします。治療では、むし歯の部分を削って詰め物をしますが、範囲が広い場合は被せ物をします。

C3:歯の神経に達したむし歯

C3:歯の神経に達した虫歯

象牙質の内側にある神経がむし歯に汚染された状態です。何もしていなくても激しい痛みが起こるため、この段階で歯科医院に駆け込む方が多いでしょう。神経や血管が入っている歯の根っこの中を隅々まできれいにして薬剤を詰めます。これを根管治療といい、成功させることで抜歯を回避できます。根管治療の後は、むし歯を削って残った部分の歯を利用し、元々の歯の形に近づけて被せ物を作り、咬む力や見た目の美しさを取り戻します。また、当院は、歯の神経を残す『歯髄温存療法』にも対応しています。口腔内の状態によっては、精密な診断のもと、歯髄温存療法が適応できる場合もありますので、気になる方はお気軽にご相談ください。

C4:歯根にまで達した虫歯

C4:歯根にまで達した虫歯

歯茎から出ている歯の大部分が溶かされて、歯の根っこだけが残った状態です。神経が壊死すると痛みが一時的に無くなりますが、放置すると歯の根っこの先に膿が溜まって再び痛み出してしまいます。根管治療で対処できない場合は残念ながら抜歯を行います。抜歯になり、歯を失ったところをそのまま放置してしまうと、隣の歯が傾いてしまったり、噛み合わせに悪い影響を及ぼしたりしてしまうため、入れ歯やブリッジ、インプラントなどで無くなった歯の機能を補う必要があります。

むし歯を再発させないための予防

歯科医院で定期的に歯のクリーニングやエアフローを受けることをおすすめします!

むし歯を再発させないための予防

むし歯の再発を防ぐには、定期検診で歯のクリーニングを受けて歯垢や歯石を徹底的に除去することが重要です。専門の器具を用いて歯科医師や歯科衛生士が行う歯のクリーニングを「PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)」といい、歯磨きで落とせない歯石や磨き残したプラークを中心に全ての歯の清掃と研磨を行い、う蝕や歯周病になりにくい環境を整えます。当院では、細部の着色までキレイに落とせる自費の歯のクリーニング(エアフロー)も行っております。ただし、日々の歯磨きができていなければむし歯が再発する恐れがあるため、セルフケアと歯科医院での歯のクリーニングの二本柱で対処する必要があり、定期検診の際は担当の歯科衛生士によるブラッシング指導も合わせて行います。

tel:03-6904-9388
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